すべてカモ科科別

ホシハジロの特徴と生態|赤い目が魅力の潜水ガモ

この記事は約3分で読めます。

ホシハジロ(Aythya ferina)— 赤い目が特徴の潜水ガモ

ホシハジロは、日本に冬鳥として飛来する潜水性のカモで、オスの赤茶色の頭と赤い目が特徴です。湖沼や河川で群れを作り、潜水して貝や水生植物を食べる姿が観察できます。


1. 基本情報

  • 学名Aythya ferina
  • 英名:Common Pochard
  • 分類:カモ目 カモ科 ハジロ属
  • 全長:約42~49cm
  • 翼開長:約72cm
  • 体重:800~1100g
  • 分布:ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬はヨーロッパ、アフリカ、日本などに渡る
  • 生息環境:湖沼、河川、内湾

2. 特徴

外見

オス(成鳥)は、頭部が赤茶色、体は灰色、目は鮮やかな赤色。

メスは全体的に茶色っぽく、オスよりも地味な色合い。
くちばしは黒色で、根元に灰色の帯がある。

鳴き声

  • あまり鳴かないが、オスは「フーフー」という低い声を出すことがある。

3. 生態と行動

食性

  • 水生植物の葉や種子を好んで食べるが、貝や甲殻類も捕食する雑食性。
  • 潜水が得意で、水中に長時間潜って餌を探すことができる。

繁殖

  • 繁殖期は5~7月頃。
  • ヨーロッパやアジアの北部の湿地帯や湖沼で繁殖。
  • 水辺の草地に巣を作り、1回に6~12個の卵を産む。

行動と飛び方

  • 昼間は水上で群れを作り、時折潜水して餌を探す。
  • 夜行性の傾向があり、夜間に餌を食べることが多い。
  • 飛ぶときは一直線に飛び、翼の羽ばたきは力強い。

4. 日本での観察

  • 冬鳥として、10月~4月頃に湖沼や河川で見られる。
  • 本州、四国、九州の湖沼で大きな群れを作ることが多い。
  • オオホシハジロ(アメリカホシハジロ)と混じることがある。

5. 保護状況と人との関わり

保護状況

  • IUCNレッドリスト:準絶滅危惧(NT)
  • 生息地の減少や環境汚染による影響で個体数が減少傾向。

文化的な影響

  • 湖で群れる姿が美しく、バードウォッチャーに人気のある鳥。

6. 近縁種との違い

種類特徴主な違い
ホシハジロ赤茶色の頭、灰色の体、赤い目日本でよく見られる冬鳥
アカハジロホシハジロに似るが、体が黒く、白い斑点あり日本では珍しい
オオホシハジロホシハジロよりやや大きく、背が黒っぽい北米に分布、日本では稀

まとめ

ホシハジロは、冬に日本へ飛来する潜水ガモで、オスの赤茶色の頭と赤い目が特徴的です。湖や河川に大群で現れ、水草や貝を食べる姿が観察できます。近年、個体数が減少傾向にあるため、生息地の保護が重要です。

ギャラリー

ホシハジロ(オス)

ホシハジロ(メス)

コメント

タイトルとURLをコピーしました